The X Factor 2012 ~One Direction方式で組まれるボーイバンド

by - 10/04/2012

だいぶ涼しくなって、秋になってきたなあと感じるこのごろ。
この時期には、そわそわし出します。
『The X Factor』が始まるからです。

去年は、本家UK意外にも、新しく始まったばかりのUSAに加え、Australiaもチェックしていて、この時期からだいぶ忙しかったなあと思い出します。

そして、今年もやっぱり気になるのでチェックを始めました。
USAはまだオーディション中で、ライブ審査のファイナリストがまだ決まっていませんが、それ以外は出揃いました。

今年の話題はなんと言っても『The X Factor』出身で最も売れた挑戦者となったOne Direction!
オーストラリアの特別審査員にさっそく登場していました。

また、グループで挑戦する子たちの中に、「One Directionに影響を受けて」とか、「One Directionみたいになりたい」って子たちが出てきているのが感慨深い。

それでは、さっそくどんな子たちがいるのか見てみましょう。

まずは、1番早く始まったAustraliaから。

What About Tonight


この子たちは自分たちで「AustoraliaのOne Directionになりたい」ってオーディションを受けた子たち。でも、結成して間もないので、特に歌が上手いというわけでもない。
15歳~19歳という、1Dに負けない若さが売り。
あと、その等身大の音楽選びのセンスも同年代のファンがつきやすいところかも。
普通、歌がうまいのをアピールしたいから、難しい歌を選んだりするところだけど、彼らはエモいオルタナティブ・ロックを選曲している。
バンド名のつけ方もそんな雰囲気。

Say You Like Me” by We The Kings (最初のオーディション)
“Rock It” by Little Red (Bootcampの最後の1曲)
Gives You Hell” by All American Rejects (1Dが審査で参加した回)

そして、見事ライブショーへ出られる3組に選ばれた。
そのプレス写真が上のやつ。
見ればすぐに1Dを意識しているのがわかる色合い。

でも、早くからファンベースを育てていたのに、2回目で落ちてしまった。
いくら若い子たちの人気を得ても、歌で審査したい番組のファンには認められなかったのかな。
それでも、彼らは今後きっと何かチャンスを得て活躍の場があると思う。



2回目で最後のステージでの衣装も1Dっぽいスーツ。
背景の映像もBritishな印象で、あまりにもまんまだったのもダメだった理由なのかな。


The Collective


そして、こちらがOne Directionと同じように、元々はソロ(Boysカテゴリー)でオーディションしたけど選ばれず、Bootcampでジャッジによって組まれたグループ。
左から2番目のTrentは、去年も参加してジャッジの家(ライブショーの手前)までいった人。
右端のZachは、お兄ちゃんもオーディションを受けたけど、Bootcampで落ちてしまった。
右から2番目のWillは、ラップもできるボーカリスト。Bootcampで歌った『Call Me Maybe』がすごく良かった。
後の2人はあんまり目立っていなかった。
年は17歳~22歳と結構広い。

こちらは、歌がうまい子たちが選ばれているので、ライブショーでも評価がいいです。
いまだに悪いことをジャッジから言われたことがないかも。
Bottom 2(この内どっちかが落ちることになる)にもまだなったことがない。

あと、イメージもOne Directionというよりは、The Wantedって感じでダンスしたり、ワイルドな男らしさを出している。
いかにもオージーっていう顔も好きだな。
Zachの野生的なところはヘムズワース兄弟を思わせるし、Willの丸っこい顔はウォンバットみたいでかわいい。


ラップが入るとオリジナルっぽさがぐんと上がって良いと思う。
彼らはきっとトップ3くらいまで残るんじゃないかな?

もうひとつのグループは、兄弟と友だちによるグループで、息の合ったハーモニーとダンスが特徴。すごくパフォーマンスのレベルも高いので、どうなるかわからない。
他のカテゴリーは、Girlsが強いと思う。タイプの違った3人を揃えているし、それぞれドラマがあるから。
今年Boysが弱いのでちょっと心配。グループ作るために無理に引っこ抜いたんじゃないかって気もしちゃう。

さて、次はUKです。
UKもファイナル12まで決まりました。

GMD3


今年のイギリスは、3人組のボーイズバンドでオーディションを受けているグループが多かった気がする。
ここで選ばれたってことは、彼らはその中で1番だったってことだね。
17歳~19歳の友だちで組まれたグループ。
私が彼らの好きなところは、黒髪の子の声。すごくかわいくて繊細な声。これは他にはない魅力だと思う。



スタイリストの手が入っても(上の写真)そんなにイメージが変わってないから、選曲しだいではいいとこまでいくかな?

でも、彼らにはライバルが。
今年のグループカテゴリーのジャッジは、ルイ・ウォルシュになりました。
彼のマネージャーの血が騒いだんでしょうか?
Bootcampで6組に選ばれた1つが途中で抜けたので、その穴を埋めるために3人組ボーイバンドを2組呼び戻した。しかも、そのうち1つには、Boysカテゴリーで挑戦してた子を加えて4人組にして。

Union J


それが、このグループ。もとはTriple J(20歳~24歳)という3人組だった。そこにギターを持ったGeorge Shelley(19歳)が加わってUnion J(バンド名ダサい)に。
オーディションの時から思ってたけど、 Triple Jの3人ってあんまりイギリスっぽくない顔立ち。マネキンみたいで無機質なイメージ。人懐っこい感じのするGMD3と違って、そういうところでもグループとしての魅力が少なかったのかも。
だから、ザ・イギリス人なGeorge(しかもHarryみたいなカーリーヘア)が入ってぐっとグループとしての魅力が上がった。さすがですね。


そしてここでも『Call Me Maybe』。
ギターを持ったメンバーがいる時点で、彼らが今年の1D枠なんだなってのがすごくわかる。
それぞれ色違いのパンツを履いてね。
こちらも同じようなイメージでいって、お客さんに飽きられないかが心配なところ。

それ以外では、今年はすごく地味な印象。歌のレベルは上がってると思うけど、パフォーマーとして個性があるかがまだよくわからない。
ひとりオネエの子がBoysカテゴリーで入ったから、そのパフォーマンスは楽しみ。
あと、自作曲をオーディションでやった人とか。

ということで、あとはサイモンのいるUSAだけです。
今週Bootcampなので、そろそろ絞られてくるころ。1D方式でグループが組まれるかも気になるところ。

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