My Best Songs of 2017 ~2017年の好きな洋楽50曲


2017年の好きな曲。
年々と新曲チェックの頻度が減って、Apple Musicがすすめてくるものから選り分けるみたいになっている。シングルが多いのはそのためか?

1. Avalon - Foxygen / Hang
2. My Lady's On Fire - Ty Segall / Single (KCRW)
3. Night Song - The Lemon Twigs / Brothers of Destruction / EP
4. Wedding in Finistère - Jens Lekman / Life Will See You Now
5. I Dare You - The xx / I See You
6. Regeneration - INHEAVEN / INHEAVEN
7. Speed Racer - Her's / Songs of Her's
8. Bike Dream - Rostam / Half/Light
9. I Still Wanna Know (feat. Rivers Cuomo) - RAC / EGO
10. Weekend Woman - Weezer / Pacific Daydream

11. Supernumerary - First Hate / A Prayer For The Unemployed
12. Sun Tan - Wallows  / Single
13. Lo Que Siento - Cuco / Single
14. Percolator - Charly Bliss / Guppy
15. Catahoula Man - Generationals / Single
16. Comeback - Ssion / Single
17. Perfume - Roy Blair / Cat Heaven
18. J-Boy - Phoenix / Ti Amo
19. Whiteout Conditions - The New Pornographers / Whiteout Conditions
20. Ice Cream - Average Sex / EP

21. Don't Take the Money - Bleachers / Gone Now
22. Room with a View - Dutch Criminal Record / Single
23. Things Are Right With You - Cloud Nothings / Life Without Sound
24. Midnight To Morning - Japandroids / Near To The Wild Heart Of Life
25. Just Can't Get Enough - Sheer Mag / Need to Feel Your Love
26. Come to the Valley - Wavves / You’re Welcome
27. Don’t Delete the Kisses - Wolf Alice / Visions of a Life
28. This Song (feat. Rostam) - RAC / EGO
29. Signs - Drake / Single
30. While We Are Young - City of the Sun / Single

31. I Only Lie When I Love You - Royal Blood / How Did We Get So Dark?
32. Cold - Stormzy / Gang Signs & Prayer
33. Get in My Car - BRONCHO / Single
34. Greys - Willie J Healey / People and Their Dogs
35. Conundrum - Hak Baker / Single
36. Sensitive Girl - Froth / Outside (Briefly) (YouTube)
37. Life Goes On - E^ST / Single
38. REVOLUTION - RAT BOY / SCUM
39. Pretty O.K. - Slaughter Beach, Dog / Birdie
40. Rio - TERRY / Remember Terry

41. A Side / B Side - Tipling Rock / Single
42. Loving Is Easy (feat. Benny Sings) - Rex Orange County / Single
43. Look the Other Way - Family Friends / EP
44. Ramen Waitress - High Sunn / Hopeless Romantic EP
45. I Don't Wanna Dance - COIN / How Will You Know If You
46. Promises - Day Wave / The Days We Had
47. Hello There (feat. Yung Pinch) - Dillon Francis / Single
48. Are You Happy - Bipolar Sunshine / Single
49. Middle Fingers - MISSIO / Loner
50. Never Been to Paris - Cold Fronts / Single

Spotifyでプレイリストにしてみた。Ty SegallとFrothのがなかったので、それらは上にリンクをつけた。




My Best Albums of 2017 ~2017年の好きな洋楽アルバム10枚


2017年始まってすぐにFoxygenを聴いてこれが今年のベストだって思ったら本当にそうなった。

アルバム名 / バンド名
発売日
レーベル
ジャンル

アルバム情報は、主に albumoftheyear.org を参考にした。

Hang

1. Hang / Foxygen
January 20, 2017
Jagjaguwar
Progressive Pop, Baroque Pop
https://foxygen.bandcamp.com/album/hang

I See You (Deluxe)

2. I See You / The xx
January 13, 2017
Young Turks
Indie Pop, Indietronica

タイ・セガール (TY SEGALL)

3. Ty Segall / Ty Segall
January 27, 2017
Drag City
Psychedelic Rock, Garage Rock
https://tysegall.bandcamp.com/album/ty-segall

インヘヴン

4. INHEAVEN / INHEAVEN
September 1, 2017
PIAS

WILD AND RECKLESS [CD]

5. Wild and Reckless / Blitzen Trapper
November 3, 2017
LKC
Folk Rock, Heartland Rock, Alt-Country
https://blitzentrapper.bandcamp.com/album/wild-and-reckless

Losing

6. Losing / Bully
October 20, 2017
Sub Pop
Indie Rock, Alternative Rock
https://bullythemusic.bandcamp.com/album/losing

Straight Time [Explicit]

7. Straight Time / Bill Baird
December 1, 2017
Talkshow Recordings
Indie Folk, Psychedelic Pop
https://billbaird.bandcamp.com/album/straight-time

The Courtneys II [ボーナストラック/歌詞対訳のダウンロード・コードつき]

8. II / The Courtneys
February 17, 2017
Flying Nun
Indie Pop, Indie Rock
https://thecourtneys.bandcamp.com/album/ii

OUT IN THE STORM

9. Out in the Storm / Waxahatchee
July 14, 2017
Merge
Indie Rock
https://waxahatchee.bandcamp.com/album/out-in-the-storm

I Don't Wanna Grow Up

10. I Don't Wanna Grow Up / Warm Soda
April 21, 2017
Castle Face
Garage Rock, Power Pop

それぞれにコメントをしようと思っていたけど、そこまで聴きこんでいなくて書けなった。それくらい、今年はアルバム単位で新譜を聴くこと減ったみたい。プレイリストで聴く方が増えた。
洋楽以外では専らNCT Dreamを聴いていた。どの曲も全部いい。2017年のベストK-Popは1位~8位までDream!

NCT DREAM 1stミニアルバム - We Young
NCT DREAM
SM Entertainment (2017-08-22)
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Super Dark Times / ぼくらと、ぼくらの闇 ~ダークサイドに堕ちる


親友のザック(Owen Campbell)とジョシュ(Charlie Tahan)の関係がある事件をきっかけに変化していくという話。90年代のアメリカ郊外が舞台ということで、CDウォークマンで音楽を聴いていたり、ブラウン管のTVやコンピュータのモニタが懐かしい。かわいい形の受話器も出てくる。家の電話で連絡を取り合っている中で、自分専用の回線を用意してもらったんだっていうのが特別になる。

途中までは男の子たちが自転車に乗って何もない町でダラダラ遊んでいる様子で、冬バージョンの『Kings of Summer』かなって思っていたら、その事件をきっかけにサスペンス色が強くなっていった。『Kings of Summer』は、同じ目的を共有していた親友の中に女の子が入ってきて、それで2人の関係がこじれてっていう様子が主人公の動きとともにわかりやすく描かれていたけど、この『Super Dark Times』では、ザックの目線で話が進んでいく中で、ザック自身がわからないことが多くてそれでさらに不安になる。

ザックがアリソン(Elizabeth Cappuccino)との距離を縮められないのはジョシュへの思いがあるからだろうけど、ジョシュに関しての情報が少なすぎる。兄(部屋にトロフィーがたくさんあったのでたぶん優秀)が軍に行っていて、その兄のことをからかわれたことにすごく怒っていたというのと、立ち入り禁止の橋で1人手すりに乗って景色を見下ろしていたところが気になるくらい。チャーリー・ターハンの見た目が、細いフレームの地味な眼鏡と相まって神経質で繊細な子っぽくて、それが何も考えていないようなジョシュのキャラクターに怖さを与えていたと思う。


ザックのお母さん(Amy Hargreaves)どこかで観たことあると思ったら、『13 Reasons Why』のお母さんだった。


廊下でのときめきシーンのBGMのWireがよかった。




デンマークの製品版ジャケットが急にテイスト変わっていておもしろい。狙っていることはわかるけど、雰囲気重視のポスター版デザインの方が好み。そして、『スタンド・バイ・ミー』×『ドニー・ダーコ』って宣伝文句なのも気になる。

Plac zabaw / プレイグラウンド ~退屈に飽きちゃった


ポーランドの6年生(12歳)の女の子と男の子2人の朝の様子が順番に映し出されていく。そこで、それぞれのキャラクターの家庭環境を知ることができる。


ガブリシア(Michalina Swistun)
おしゃれなデザインの一軒家。キャリアウーマンっぽい母親が送り迎え。パステルカラーの子ども部屋。女性らしい容姿への興味。


シメク(Nicolas Przygoda)
犬の散歩。体が不自由な父親の介護。母親は仕事でいない。子ども部屋に自分のPC。突然キレる。花屋でライターをくすねる。


チャレク(Przemyslaw Balinski)
赤ちゃんと一緒の部屋で寝られない。兄はお小遣いくれない。母親におつかいを頼まれる。シャワーを浴びずに髪の毛を刈る。粘土の塊のようなボールを離さない。

シメクとチャレクはクラスの中でも目立つタイプの子たちで怖いものなしって感じ。それでもシメクは記録係をやっていて、ワルだけどちゃんとしているようでもある。チャレクはシメクに煙草をねだり、シメクはいつもそれに応える。シメクがガブリシアに呼び出されて来なくていいって言うのについて来るチャレク。きっとチャレクは家に帰りたくないんだと思う。シメクといれば煙草すえるし。

シメクはガブリシアのことどう思っていたんだろう。チャレクがあいつはデブのブタだっていうのを同じように繰り返していたけど、彼の本心はわからない。チャレクが動画を撮影しながら2人のところにやってきてからの方が、シメクの言葉も過激になっていて、シメクにとってチャレクを通した世界のが重要というか、そういう価値観を吸収しようとしているように感じた。チャレクは退屈で寂しくて、どうやったら自分をハイにできるかっていうモチベーションで行動しているっぽい。ガブリシアへの攻撃にしても、男の子2人が本気を出せばもっとできるだろうに、そこまでいかずに済んだのは、そこに興味がいかなかったからなのか。撮った動画を見た後の物足りない感。

その後2人は新しいゲームを見にモールへ行くけど、お目当てのゲーム屋さんが閉まっていた。別の店も今改装中。また退屈がやってくる。2人がモールに来たところで、イギリスで子どもが子どもを殺した事件のことを思い出した。そういえば、あの子たちもこれくらいの年齢だったな。こうやって、退屈してモールをうろうろしていたのかなって考えていたら、その事件のように物語が進んでいった。本を読んで内容を知っていたから、その後は答え合わせのよう。線路までやって来たら、もう大正解。後は見守るのみ。見終わった後に、この作品が本当にその事件を元にしていたことを知った。なんでモールのところでこの事件を思い出したのかわからないけど、この映画を見る前に少年への性的虐待に関するものを続けて読んでいて、そのことに意識があったからかもしれない。この映画では虐待の場面は描かれていなかったけど、同年代の女の子をいじめているところでそこまでハイにならなかったのはなんでろうって考えていたことがこことつながったのかもしれない。

この映画では、2人の関係に主従があったようには思えないし、ただ物足りなさを感じて暇を持て余していただけのように感じた。女の子たちが恋愛や性についてで盛り上がっているのに、この2人は粘土を壁に投げてどっちの音が大きいかだったり、すっぱいグミを食べきれるかなんてことで盛り上がっている。まだ思春期にも入っていないような子どもの悪事を見させられて、考えることを強いられる作品だった。


チャレクを演じたPrzemyslaw Balinskiの手が印象に残っている。いつも粘土のボールを手でこねているチャレク。グミを食べるときやエレベーターの手すりをつかむとき、彼の手の動きに子どもっぽさを感じた。あの動きは演技じゃなく自然なものだと思う。彼の存在感が子どもっぽさを増大させていて、それによってより残酷さが際立ったのかなと思った。

「彼女はパンク」 作詞:甲本 ヒロト
退屈に飽きちゃった
カッコいいじゃん 常識はずれ
カッコいいじゃん 道徳やぶり
まるでモンスター 地位も名誉も
ビルも道路も ブッ壊れちゃう
本当なんだよ 壊したいんじゃない
壊れてみたいだけ 粉々に

ポーランド映画祭2017
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Manchester by the Sea / マンチェスター・バイ・ザ・シー ~ルーカス・ヘッジズに注目


パトリック(Lucas Hedges)は父・ジョー(Kyle Chandler)との絆があって、2人暮らしになったり、病気になったりで、我慢しなきゃいけないことも多かったと思う。その分、女の子が部屋に泊まっていいとか、車の送り迎えとか、甘やかされていたところもある。だから、リー叔父さん(Casey Affleck)といるときは、甘えた子どもでいい感じなんだけど、どうしてもルーカス・ヘッジズがイケメンに見えないから、女の子にモテて、振り回すっていうキャラクターとなかなかかみ合わなくて苦労した。


ルーカス・ヘッジズは、背が高いところはかっこいいけど、ぼやっとしたところとか、雰囲気が若い頃のアンドリュー・ガーフィールドっぽいかなと思った。振り回すっていうよりは、振り回される方が似合うと思う。


アンドリュー・ガーフィールドほど口元ゆるくないか。

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Moonlight / ムーンライト ~一途なシャロンとずるいケヴィン


ひとりの人生を3つの期間で切り取って描いた作品なので、長い割りに一つひとつは物足りなさが残る。自分は青年期に興味があるので、シャロン(Ashton Sanders)の話を1番おもしろく観たし、アッシュトン・サンダースもよかった。

家に帰りたくないけど行く場所がない子どもリトル(Alex R. Hibbert)に関わる大人の男フアン(Mahershala Ali)と女テレサ(Janelle Monáe)。体が小さくて学校でいじめられて、それでも友だちとして接してくるケヴィン(Jaden Piner)。幼いシャロンが好きなったのはこの3人で、誰を選んでもドラマになると思った。


高校生になったとき、フアンはもうこの世にいなかった。どんな最後かわらかないけど、そのときのシャロンにもドラマがあったはず。その後もテレサの家に行っているから関係は続いていて、テレサとの距離感は変わらず、子どもと見守る大人の関係。ケヴィン(Jharrel Jerome)は、小奇麗な格好をした青年に成長していて、女の子とやったことをわざわざシャロンに自慢してくる。

シャロンはほとんどいつも受け身。ドラッグ中毒の母(Naomie Harris)は安全基地じゃないし、勇気を出すためのエネルギーが足りてない感じ。だけど、ケヴィンが面倒くさい仲間との付き合いで乗った挑戦で人を殴ることになったときは、自分から受けに行っていた。そこでどうしても頑張りたかったシャロンは、ケヴィンとの関係ではケヴィンよりも強いと思う。


だけどケヴィンは空気を読んで群れることができるくらいに賢い学生だったから、勇気を振り絞ったシャロンにどうすることもなく、シャロンはもうエネルギーないからまた受け身で流されるだけの生き方になって、いつしかブラック(Trevante Rhodes)になる……。10何年ぶりの再会で、筋肉の鎧と金歯で飾ったシャロンを見て、すぐに気付くか?ってとこで大人の物語には入っていけなかった。『Boyhood / 6才のボクが、大人になるまで。』みたいに、アッシュトン・サンダースが3世代を全部演じるって作品でもよかったのに。それくらい、3話目での変身振りが衝撃だった。

話の展開からして、シャロンとケヴィンの甘い思い出はあの海の一夜だけっぽいのに、その思い出だけを持って生きてきたシャロンってやっぱ強いと思った。ケヴィンは結婚や親になることをやってみて、失敗してって道をたどってきて、たまたま聴いた曲で昔の男友達のことを思い出して連絡してみたとか、シャロンよりもドラマ向きの人生なんじゃないかな。

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LenaLove / リーナ・ラブ ~インターネット社会の孤独感


情報社会の中でのいじめと孤独の問題を描いたドイツの映画。主人公のリーナ(Emilia Schüle)は、向かいに住むニコール(Kyra Sophia Kahre )と親友だったけど、今はそうじゃない。今、ニコールと一緒にいるステラ(Sina Tkotsch)は、リーナとニコールが仲良かったことをおもしろく思っていないみたい。

友だちがいない。現実世界で話をできる人がいない。そんな中でリーナは孤独に苦しむ。その様子は『13 Reasons Why / 13の理由』を思い出した。リーナの暮らすコミュニティが、母親が参加している近所のダンスチーム(ニコールの父がコーチを勤める)と学校を中心とした狭い世界というのもあって、親友と離れただけで一気に孤独になってしまう。その孤独を埋めるのがネットの世界。見ず知らずの人に慰められて耐えられる。

13 Reasons Why / 13の理由 ~死を選んだ子とそうじゃない子を分けるものは?


リーナがオンラインでやり取りしている相手のアカウント情報を手に入れたニコールとステラは、そのアカウント乗っ取ってしまう。ステラが「おもしろいから」って言ってたように軽い気持ちで、暇つぶしのようにやっていることが相手をどれだけ痛めつけているか気づかない。『Disconnect / ディス/コネクト』を思い出した。

Disconnect / ディス/コネクト ~インターネット社会の子ども

アメリカの映画やドラマでも描かれている問題を扱いつつ、最後はボーイ・ミーツ・ガール物語で終わって、ティム(Jannik Schümann)のドラッグ問題解決してなくない?っていうのは気にしたらいけないっぽい。そこらへんは『Bang Gang / 青い欲動』を思い出す潔さでヨーロッパ映画らしいと思った。


東京国際映画祭でこの作品は「ユースTIFFティーンズ」部門だったから、Q&Aの最後に現役の学生を当てていて、そこで高校生の男の子が「SNSを扱ったショッキングな映画を観るのは初めてだった」って言っていて、もっといろいろあるから紹介したい!って思った。登壇者のミヒャエル・ハーバウアーさん(シュリンゲル国際映画祭 フェスティバル・ディレクター)が、学校と提携して丸1日映画祭に参加する日にしているという話で、上映後に1時間くらいトークセッションをやるって言っていて、いい学びの機会だなと思ってうらやましかった。私が学生の頃にも映画鑑賞の日ってあったけど、その後にみんなで話し合いを活発にした記憶はないからな。

It / IT/イット “それ”が見えたら、終わり。~2001~2003年生まれの子役たちのわちゃわちゃがかわいい


テレビ映画版との違いを挙げるとしたらより異性を意識する年頃感が描かれていたのかなって思った。13歳の男女が下着姿で一緒に遊ぶっていうのは前回はなかったと思うし、それに恥ずかしがったりするっていう様子も丁寧に描かれていたと思った。だいぶ前になるから記憶が薄れているのもあるけど、ちゃかすときの下ネタも多かったように感じたし、キスシーンも大画面で見てインパクトが強かった。

男の子同士の友人関係も前回よりフラットに感じた。前はビルとエディのバディ感がもっと強く感じたんだけど、今回はビルの1番の親友は弟なんじゃないかってくらい。リッチーに対しての扱いも酷くない?って思うところあったし、だけど「みんなの心がひとつじゃないと」って方法で、だったらもっと絡み詳しく!って思った。

それよりとにかく怖がらせが酷くて、そういう映画だって知っていたけど苦手だから辛かった。それならこの子たちをメイズへ送ってくれても同じだよって思った。4DXにして。それに物語に入り込みたかったら原作が1番だろうということで、ひたすら子どもたちに集中した。それぞれの感想を書いていく。


ビル:Jaeden Lieberher
ジェイデン・リーバハーはずっと子役として主役級の役ばかりやっているだけの実力があるのはわかるけど、何度観ても見た目がいい以外のひっかかりがない子。タイプとしてはエイサ・バターフィールドっぽい感じなのかなと思うけど、エイサにはあのインパクト強な青い瞳があるからな。見た目はすごく好きなんだけど。ほっぺたがまだ少し残っているのがいい。髪もすごくさらさらまっすぐで見とれた。恋愛演技に違和感なかったので、これから10代の間にもっとそういう役やってほしいと思った。


ベン:Jeremy Ray Taylor
ドラマ版のベンは太っていてもがっしりタイプで背も大きくてしっかりした雰囲気があったのに、ジェレミー・レイ・テイラーは幼い見た目だったのが残念だった。そのために、ベバリーとの三角関係に説得力が欠けたように感じた。


ベバリー:Sophia Lillis
ソフィア・リリスは登場からかっこよくて群を抜いて存在感があった。台詞の間の取り方が最高で余裕のあるお姉さん感ばっちりだった。


リッチー:Finn Wolfhard
分厚い眼鏡の道化役にフィン・ウルフハードは違和感だった。おもしろい台詞をたくさん言っていたけどフィンのイメージはそれを聞いて笑っている方だからな。言うとしても、もうちょっと大人っぽい皮肉屋なイメージ。カラッとしているよりは湿っているというか。なので頑張っているなって見方をしてしまった。それでもおもしろい俳優なことに変わりはないから10代のうちにたくさん学園モノに出て欲しい。


マイク:Chosen Jacobs
マイクの合流がすごく後だったっていうのもあって、チョーズン・ジェイコブスの感想が特にないのは残念だ。


エディ:Jack Dylan Grazer
ジャック・ディラン・グレイザーはこの中で1番小さくて、 ランニングショーツを履いていることが多くて、格好が1番かわいかった。元気いっぱいにたくさん喋っているのが見た目に合っていてよかった。


スタンリー:Wyatt Oleff
ワイアット・オレフは背筋がぴんとしていて、話し方が上品だった。消極的な役なので見せ場はあまりなかったけど、他の子と違うっていうのがそれでわかったのでよかった。


ヘンリー:Nicholas Hamilton
ニコラス・ハミルトンの鼻のさきっぽのとがり具合がすごかった。ケヴィン・ベーコンを思い出した。ヘンリーについてはドラマ版より詳しく描かれていたと思った。どっちかというとこの子の物語のほうが興味深い。13歳と15歳の差は大きい。


パトリック:Owen Teague
オーウェン・ティーグは薄くしたアダム・ドライバーみたいな見た目でかわいかった。それか、『エンパイア レコード』のコヨーテ・シヴァーズを思い出した。

20th Century Women / 20センチュリー・ウーマン ~15歳が演じる15歳


どう書いたらいいのかまとまらなくて観てからだいぶ経ってしまった。15歳の男の子が主人公だけど、周りの女の人たちの話がすごくよくて、自分もそちら側の方がよくわかるから、「男の子ってわからない」ってお母さんみたいな感想しか出なかった。

母ドロシア(Annette Bening)は、自分の目の届かないところで息子ジェイミー(Lucas Jade Zumann)が成長していくのを、しかたがないことと理解して、彼と関わる人に手助けを頼む余裕がある人に見える。けど、いざジェイミーが変わっていくと焦りだす。ジェイミーはアビー(Greta Gerwig)から与えられたフェミニズムの本を積極的に学んで、「今僕は問題に取り組んでいる」って言っちゃうくらい自覚的。帰りが遅かったり、話してくれなくなったり、反抗期に見えるジェイミーは、今まで母と2人でやってきて、ようやく自分も成長して力になれるくらいになってきたのかなってところで、母が自分のことを他の人に任せるって手放されてしまったように感じたのだろうか?家出の後、「母には親でいてほしい」って訴える。ドロシアは手放したつもりもないし、本当はそんなことしたくないけど自立にはそれが必要ってことで、やむを得ずそういう選択をとっただろうに、思いがすれちがってしまった親子。ジェイミーが「ブリーチしたい」っていうのを、最初はびっくりしたけど手伝ってあげるドロシア。そのときの2人はちょうどいい関係だった。


ジュリー(Elle Fanning)がジェイミーに「やっぱりセックスしたくない」と言う場面の言葉が印象に残った。幼なじみで「寝たら関係が変わるから」と断ってきたジュリー。ジェイミーは「ただセックスしたいっていうんじゃなくて、君だから」と、他の男とは違うことをアピールして求める。そうしたらジュリーは「それはあなたが思う私でしょ。本当の私は違う」って突っぱねる。この2人の関係だけでも1作品できそうなくらい物語が深い。


アビーの着ていたものはどれもかわいかった。


ルーカス・ジェイド・ズマンが役と同じ歳なのもよかった。体が薄くてまだ子ども。

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