Cyberbully ~ネットいじめについて考える

by - 9/11/2015

Cyberbully

同じネットいじめ(Cyberbully)を扱ったドラマで、アメリカで制作され Emily Osment 主演の作品をずっと観よう観ようと思っていたんだけど、観られないでいるままに、イギリスで制作され『Game of Thrones』で注目された Maisie Williams 主演の作品があったので、こっちを観てみた。

自分の部屋にPCがあって、スマートフォンを片手にビデオ通話を楽しむ様子から始まる。たくさんのSNSを駆使して、周辺情報を集めたり、匿名で表現活動している10代の女の子ケイシー。ちょっとはまりすぎてるなあとは思うけど、まあこれくらいの子はいるよねという感じ。

親友のミーガン(Ella Purnell)とチャット中、元彼のTwitterにケイシーの悪口が書かれたのを発見。コンピュータに強い友だちのアレックスを加えて、元彼のアカウントを乗っ取ってやろうよと盛り上がるが、アレックスが断り、ミーガンも別の友だちと出かけたので、その話は終わった。元彼への気持ちは終わっていたはずだが、落ち込むケイシー。そこへアレックスからチャットのメッセージが入る。「Click here」と書かれたリンクを押すと、元彼のTwitter投稿画面が開く。ケイシーは初めは悪いと思いながらも、そこに元彼を下げるような書き込みをしてしまう……。

この始まり方では、こういうネットでのいじめはよくないよね。人間関係悪くする元だね。みたいな話かと思った。でも、事態は想像していなかった方向へ展開していく。サスペンス・スリラーが苦手なので、すごく怖かった。10代という揺れやすい年頃の女の子が主人公なので、そのもろさと強さの行ったり来たりが怖さを倍増させる。そして、そのちょっと勝気な女の子にメイジー・ウィリアムズがぴったりだった。口では強がって見せるけど、本当はひとりぼっちで怖いっていう感じがリアルだった。

現実に本当にこういうことが起こったら怖すぎるし、10代でそれに対処できるかわからない。この作品から学んだ予防と対処をまとめると、こんな感じ。

  • ネット上でみんながやってるからといって、人が嫌な気持ちになることを書いたり、したり、広めたりしない。
  • 個人情報やプライベートな写真などの扱いには厳重注意。
  • ネット上に書かれていることがすべてその通りだと信じ込まない。
  • どんなことをネット上で言われても、現実で起きたことが変わることはない。自分の中にある思い出までは汚されない。
書き出してみると、どれも当たり前のようなことだけど、それを思い知るのに、あんな怖い目にあわなきゃいけないなんて!慣れも怖いと思った。そして、インターネットでコミュニケーションが便利になったけど、やっぱり顔を合わせてするコミュニケーションもしていたいと思った。


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